夫との生活 1

今までの結婚生活を振り返る。

まず、私が結婚に対しての考えが安易すぎた。
とりあえず結婚すれば一人前で親孝行だと、
普通の人と普通に結婚するのが幸せなんだと、
それ以前に大切な、相手への尊敬や愛情が、
人並みより少ない結婚だったのだと思う。
だから、仕事に行けない、行かない、すぐ帰ってくる夫を 多めにみてやれない。
共感もない。

結婚してやったのに、なんて自分にたいする奢りの気持ちは全くない。
でも、どうしても今の夫と結婚したい、とまでの気持ちは無かった。
「今なら結婚しておけるな」という、打算だ。

打算で結婚する人は珍しくないと思う。
共に過ごす時間の中で、共感や同じ経験を積んで、情が湧いたり、俗にいう「空気のような存在」になれたりする場合もあるのだろう。

ただ、私の場合は、結婚からわずか2年半にも満たない寒い日の朝、
夫が「仕事に行かない...行けない」と言い出した。
その時、私の片腕には1歳になったばかりの小さな子供。
お腹の中には7カ月になる2人目の子供がいた。
まず、退職するよりはマシだろうと考え、夫を無理やり心療内科に連れていった、お先真っ暗とはこのことだな、と思いながら・・・。

診断は予想通りのうつ病
医師の言葉「鬱病です、しばらくお仕事はお休みしてください。お薬があわないようだったら直ぐに病院に来てください。規則正しい生活を心がけてください。日中は適度に外にでて散歩程度でいいから運動するように」

これを全く守らない夫は、
薬があわないないようで、放心状態のように一日中どんより、ダラダラ、ぐだぐだし始めた、しかも、何故か常にリビングのど真ん中、私と息子の生活動線のど真ん中に。
遊ぼうと近づく息子にイライラする夫。
寝室で横になったら?と促すとさらに火に油。
ひどい時は子供のおもちゃを私に向かって投げつける。
「薬があってないのかもしれないから病院に行ったら?」という言葉にもキレた。部屋中グチャグチャになるくらい、おもちゃや絵本をガシャンガシャンと投げつける。